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看護師の離職率

新卒看護師の離職率は9.2%

短時間正職員制度を既に導入している施設は17.7%


看護師の離職率はここ数年、横ばいのようです。


日本看護協会の統計によれば、2007年度の全国平均は

・常勤看護職員12.6%
・新卒看護職員9.2%

ということです。


 単純に数値だけ見ると、離職するか転職する看護師が年間に全体の2割もいるということでしょうか。


 地域医療の崩壊が叫ばれ始めて久しいですが、依然、大学・国立病院に比べて給料や有給休暇などの待遇面で見劣りする中小民間病院では看護師の離職防止に苦慮しているようです。


 当然と言えば当然の結果でしょうが、この現状の引き金になっている要因の一つに「7対1」入院基本料の導入(2006年)があるようです。


 現職の看護師の方であれば職場でそのまま肌で感じておられることかと思いますが、「7対1」の看護体制を確保するために都市部の大学病院や有名大病院が大量採用に踏み出した事から、地方の公立病院や中小民間病院は看護師の確保が困難になってきたと言われています。


 また、2007から2008年度にかけて入院基本料を引き上げた病院では、「退職者が減った」などの効果をあげた病院も多いとのこと。

 
 従って手厚い看護配置をとる病院では新卒者の離職率が低い傾向にあるとのことです。


 手厚い看護配置が、患者の安全とともに、看護職員の労働環境改善・離職防止につながっていると言えるようです。


<看護師の離職理由>

 全国大学高専教職員組合が発表した、全国25の国立大学病院看護師を対象に2006年10月に実施した国立大病院看護師の勤務実態についてのアンケート結果http://www.zendaikyo.or.jp/katudou/byoin/07-05-17kangoshianke.pdfでは、「過去半年に退職を考えたことがある」と答えた看護師が44%に上っています。


 アンケート結果の概要としては

・過去半年に退職を考えたことがある 44%
・十分な看護が出来ていない 49%
・半年でミスを起こしたり、起こしそうになったことがある 61%
・パニックになったことがある 44%
・月40時間以上の残業をしている 16%

 と手厚い看護体制が整っている大病院でも看護師にとっては厳しい環境がなかなか解消されていないようです。


 確かに、知っている看護師で転職経験がない看護師は周りにはいませんね。


 理由は様々でしょうが、針刺しミスの医療事故で死ぬような思いをしたという看護師も知人にはいますけど。


 現在、その彼女は介護関係の職場にいますが、やはり病床看護に戻りたいと言っています。


せっかく資格があるのに、病院を離れると最新の機器の取り扱いや医薬品の知識などもついていけなる可能性もあり、何よりも腕が鈍ることを恐れているようです。


 グループ内に老健や介護施設を持っている場合は病院以外への異動も止むを得ない場合もあり、そういった事態も離職や転職に拍車をかけているようです。


 転職を考える場合には、考慮する要件の一つとも言えそうです。